お伊勢さんにお参り

 10月22日、秋の収穫作業が一段落したのを機会に、長男の佐千夫とお伊勢さんにお参りしてきました。今年初めて隣町・高島町北鴨の「神明講」の田を耕作させて頂いたので、その田で収穫した新米をお供えに持って行ったものです。私の地方では「しめ講」と呼んでいますが、浪花節の「石松代参」などでお馴染みの、代表者がお伊勢さんにお参りしてお札を頂いてくるというのがこの講の趣旨。この田で穫れたお米を年貢米としてお届けした折りに、講に入っている各家に配られてお供えされるとも聞きました。今年の稲作が無事に終われた事を神に感謝し、お参りしたのは実は初めてなのですが。
 豊受大神宮(外宮)は稲作の神様。ここから中では写真撮影は出来ませんので、外側でそれぞれ記念撮影。

 皇大神宮(内宮)へ行く途中に渡る五十鈴川。台風の後とは思えないほどの清流でした。


  工事中で水が濁って居るとの事でした。

  内宮もこれ以上内側は撮影禁止。杉は樹齢800年との事でしたが…。

  文字が読めるように大きくしました。
 

  お参りを済ませ、念願の赤福本店に寄って来ました。これまで何度かお伊勢さんにはお参りしているのですが、立ち寄った事が無かったのです。赤福は私の大好物。しかし30年ほど前にはJRの駅の売店では売ってなくて、三重に行かなければ買えなかったものです。近鉄の売店に有るのを見つけ、昼飯代わりに買い込んで食べ始めたら、向かいの席の人は駅弁に缶ビール。「まあいいか」と気にせずに食べていたら、次の駅で小学生の団体が乗り込んできて、じろじろ見られてさすがにきまり悪かった事も有りました。今でも時々新幹線の中で、弁当代わりに食べることも有りますが、大体はホームの端っこで立ち食いをして、少し人目を避けております。
  永年の疑問はあの大量に売られる赤福が、本当に全部手作りなのかどうかという事でした。お店で訪ねると実際に店の中程で実演していて、ガラス越しでしたが写真撮影も許して頂けたので、しばらくその鮮やかな手付きを眺めて来ました。一個の餅が作られて箱に詰められるのに10秒前後掛かります。初め右の掌にあんこを付け、その掌を丸めた餅の上から被せるようにして取り上げ、箱に入れてから指先でそっと筋を付ける。納得でした。 
 




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