南市区 宵宮渡    2003年5月3日 
 傘宿は南市を南の組・中の組・北の組と3つの組に分け、3年に一度回ってきます。今年は私どもの北の組が当番でしたが、その中でも同じ5組の柴田長造さん宅でした。段々に変わりつつありますが、傘宿は所帯を持った順で、夫婦揃っていることが条件とされています。
  サイト管理者 平井 : 記
 お元気な長造さんは86歳。
傘鉾は赤と裾模様の黒の着物2枚・打ち掛け・帯3本を、宵宮の日の午前中に飾り付けて作ります。いわば結婚衣装を飾っているわけです。
 警護は山下智史君と池内由一君  傘鉾を持つのは平井実君
鐘叩きは
横井尚弥君(貞雄さんの長男・孝房君の長男)
伊藤慎之助君(善和さんの長男・桂一君の長男)
中村亮太君(昭さんの次男・力良君の長男)
太鼓を担ぐのは
平井尚佳君と佐千夫君
太鼓を叩いているのは
中村建貴君(昭雄君の長男・悟君の長男)
 傘鉾・太鼓・挟み箱は、実君・大久保政造君・尚佳君・佐千夫らの5組「かじや村」勢の他、安原貞博君・中村博君・中村悟君・中村友則君・横井聡君・中川洋和君らの役人で交互に担ぎます。長い道中になるので風が強いと、15・6sは優に超える傘鉾を持つのは、大変な難儀になります。高く掲げて勢いよく回しながら練り歩くのが、良いとされているのですが。
「宵宮渡」は 田中神社ではなく、南市の「惣社神社」と五番領の「天満宮」にお参りします。

 傘鉾の一行の総責任者は町代を務める伊庭進君。宵宮参りもお祭りもかなりな長丁場になるため、傘宿からは当主の長造さんに代わって秀吉君が参列。区長さんをはじめ区の役員さん、宮守さん、世話方と、関係者全員に入って貰いました。


五番領の天満宮
中村博君がこの先の順路を確認
  南市中を練り歩き鍛冶屋村を通って、柴田さんのお宅まで帰るとようやく宵宮渡が終わります。

田 中 祭     5月4日
  宵宮渡もお祭りの当日も、暑いほどの好天に恵まれました。傘宿の柴田さん宅から惣社神社へお参りし、1時に田中神社へ出発。途中・お稲荷さんで休憩し、2時に仁和寺の出会いがあっていよいよお祭りの祭列が神社に向かいます。
お祭りの当日は区長さんも紋付き姿。警護は裃を着けます。

 仁和寺で3つの傘鉾の警護が出会いの挨拶
今年の渡し番は上寺
沖田の傘鉾の後が南市
  一昨年の10月、街作りの助成金が利用できるがと役場から話があり、南市区が窓口になってこの馬の装束を新調しました。渡し番が回ってきた時、当番区でこの装束を調達するのは年々難しくなっています。神社に馬の装束が一式揃ったことで、安心して渡し番を勤められる様になりました。昨年、南市区が渡し番の時には間に合わず、今回がお披露目になります。




  正確には「神事」では無いと言われていますが、「ま」「つ」の組からそれぞれ一基ずつ、「り」の南市からは二基が出る子供会の「樽御輿」は、今ではお祭りに欠かせなくなりました。赤い法被姿は子供会の役員さんです。



小学校5・6年生による奉納踊り




                            

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