田中神社 例大祭











 3日の宵宮が黄砂の影響もあって終日どんよりしていたのに、例大祭が執り行われた4日は朝から日差しがあり、爽やかな風もあって願ってもない五月晴れになりました。ここ数年は暑いほどの日和で、なれない着物を着て鉦叩きをしてくれる子供さんは、年齢的には3〜4才なので長の道中を歩くだけでも大変。途中でぐったりして寝込んしまうほどでしたが、今年はお祭りにぴったりの上天気でした。
 京都の乗馬クラブから来てくれた馬は、何と元々は馬車馬だったようでひどく大きな馬体。田中神社が所有する新しい馬の装束は小さすぎて合わず、急遽古くから伝わっている装束に付け替えたのですが、それでも全てが短くたいそう苦労して、三人がかりで付けて頂きました。
 南市区は田中祭りでは「り組」と呼びます。1時15分に惣社神社を出発した「り組」の一行は、稲荷神社で休憩の後1時50分に仁和寺の大灯籠で「ま組」「つ組」と出会い、2時には横橋で傘鉾のみ佐田神社へ。流鏑馬一行は休憩の後いよいよ社参が始まります。西川雅文君が勤める流鏑馬の「弓の手神事」のあと、平井佐千夫君が使発走を御奉仕。再び流鏑馬と交代して「扇の手神事」の後は、流鏑馬が3カ所の的に騎射を行いました。
 全ての行事が無事に終了し、御輿を蔵に納めたのは夕方の5時過ぎ。ほっとしています。 




 12時半、傘宿の安原修一さん宅を出て、惣社神社へ向かいます。






 流鏑馬役は西川雅文君。自分で地面の上を歩くことは許されないので、背負って貰っています。




 惣社神社を1時15分に出発し、田中神社へ向かいます。



 道中の稲荷神社に参拝し、下ノ城の役員さんに接待を受けます。


 1時50分、仁和寺の大灯籠での出会いは、渡し番の「り組」と「ま組」・「つ組」が挨拶。




 2時を過ぎて社参が始まりました。石段下では流鏑馬が「弓の手」神事を披露します。



 使発走は平井佐千夫君。神社に参拝のあとは足袋裸足で下がります。



 再び流鏑馬が乗り替えて、「扇の手」神事を披露します。












 氏子の小学生による奉納踊り。







 3時20分、渡御が始まりました。











 御旅所での神事で全ての行事は終わります。



 5時から神輿納めを行いました。30人あまりの人数でも担ぐのは大変なほど、神輿は重いのです。






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